保障と貯蓄のバランス
学資保険は将来の教育費を貯めつつも、万一に備えられるという金融商品です。
その種類は保障と貯蓄の2つのバランスの違いによって大きく2つに分けられます。
まずあげられるのが、保障に重点を置いたタイプの学資保険です。
こうした学資保険の場合、とても充実した保障がついているということが特徴です。
契約者である親に万一のことがあった場合に、それ以降の保険料の払い込みが必要なくなってしかも教育資金が受け取れるというようなことはもちろんですし、子供本人に対する保障もしっかりとしているものがほとんどです。
病気になった場合の保障や、ケガをした場合の保障、損害を相手に与えてしまったときの損害賠償などについても保障がある場合もあります。
保障重視の学資保険の場合には、これ1つで子供の保険に加入する必要の無いくらいしっかりとした保障があります。
ただし、返戻率については100%を切るものがほとんどです。
保障が充実している分、貯蓄性という点では劣ってしまうのです。
こちらにも学資保険の医療保障と死亡保障について書かれています。
そして次にあげられるのが貯蓄性を重視したタイプの学資保険です。
この場合、内容は保障重視の商品のほぼ逆になると考えれば良いでしょう。
つまり、最小限の保障になっている分返戻率が良いということです。
こうしたタイプの場合でも、大抵は契約者が死亡した場合の教育資金は保障されています。
ですから、教育資金の用意という点では安心できます。
それでいて返戻率は高いものだと110%に届くようなものもありますから、とにかく貯蓄を!という場合にはこちらを選ぶと良いでしょう。
その代わり、子供の保障を考えると保険は別のものに加入しておくことも検討しておかなければいけません。
このように、学資保険には2つのパターンがあります。
もちろんこの中間に位置するようなものもありますので、保障と貯蓄のバランスはどのくらいの割合が良いのかということもしっかりと考えて学資保険選びをしていくことが重要です。