将来の教育資金

学資保険Q&A

学資保険は子供ができるまでは全く縁の無い保険ですし、パンフレットを見てもいまいちよく分からないということも多いと思います。
一体どういう基準で選べば良いのか?というのは、一番大きな疑問ではないでしょうか。

この点に関しては、いくつかの基準があります。

もしも学資保険に貯蓄性を求めるのであれば、返戻率を重視して選ぶのが良いでしょう。
返戻率は高ければ高いほど最終的に受け取れる満期保険金の金額が大きくなりますので、貯蓄性を重視する場合には最適なのです。

逆に他の保険との保障内容との兼ね合いで学資保険も保障内容の充実度を優先したいという場合には、保障が充実しているタイプを選びましょう。
保障が充実している分返戻率は低くなってくる傾向があります。

また、パンフレットなどを見ていても、見慣れない言葉が多くそれがよく分からないということもあると思います。

「返戻率」というのは上記にも出てきましたが、払い込む保険料の総額に対する受け取れる満期保険金の割合です。
そのため、これが100%の場合には支払った保険料と同じだけの金額が、それ以上であれば支払った保険料よりも多い金額が、それ以下であれば支払った保険料よりも少ない金額が、それぞれ満期保険料として支払われることになります。
特に貯蓄性を重視する場合には大切な数字です。

「お祝い金」というのも勘違いしてしまいやすい言葉の1つです。
学資保険の中には満期になる前にお祝い金などの名目でお金を受け取れる内容になっているプランがあります。
しかし、これは保険会社からのお祝いというわけではなく、満期保険金の一部を先に受け取っているというだけのことです。

このように、学資保険については分からない部分もたくさんあると思います。
契約をしようという場合には、疑問点が無いようにきちんと担当者に質問をしてからにしましょう。
分からない部分が残ったままになっていると、せっかくの学資保険をしっかりと利用することができなくなってしまうからです。