将来の教育資金

大学までに数千万必要!?

教育費は大学まで進学したとすると、全て公立でも1000万円・全て私立だと3000万円程度必要になってくると言われています。
もしも進学する大学が医学部や美術系の学部のような特殊なところの場合には、更に大きな費用が必要になってくることが見込まれます。
この費用は一度の全て必要になってくるというわけではありませんが、例えば高校入学時・大学入学時など、ある程度まとまった金額が必要になってくる時期が決まっています。
ですから、子供が産まれたらできるだけ早い時期に教育費をどのように貯蓄していくかということを考え始める必要があるのです。

教育資金を貯蓄する方法の1つに銀行預金があります。

しかし、銀行預金の場合にはたとえ定期預金にしていたとしてもそれほど大きな利息がつかないという欠点があります。
また、比較的気軽に引き出すことができるので、何かあった際に手をつけてしまうとなし崩し的に貯金が無くなっていってしまう恐れもあります。
ただ、貯めていく金額に融通がきくので、余裕のある月は多目に貯金したり足りない月はお休みしたりすることもできる点は便利です。

もう1つの方法として学資保険による貯蓄があります。

保険とはいっても貯蓄性のある保険です。
こちらの場合には、毎月決まった金額を決まった時期まで支払い続けることで、あらかじめ決めておいた時期に教育資金として受け取ることができます。
商品によっては銀行預金よりもうんと良い利率になることもありますし、万一の場合には保険料の支払いをしなくても将来教育資金を受け取ることができるなど、優れた点があります。
しかし、もしも途中で家計の事情が変わってしまい解約しなければいけないということになると、それまで払い込み続けていた金額よりも少ない金額しか戻ってこなくなってしまいますから、その点は注意が必要です。

教育資金を貯めるために代表的なのはこの2つの方法ですが、上手に利用して計画的に資金作りをしていきたいものです。