将来の教育資金

タイプ別に比較してみよう

学資保険を比較する場合、単に保険会社ごとに比較するというのではなくて、学資保険のタイプごとにまずは分けてから比較するとより分かりやすいかもしれません。

学資保険を大きく分けると、貯蓄重視タイプと保障重視タイプに分けることができますので、まずは各社の保険をその2つに分類してみます。
ざっくりと分類した後は、それぞれのタイプの中で見比べていけば、ただ単に保険会社のパンフレットを並べただけの時よりも取捨選択がしやすくなるはずです。

まず貯蓄重視タイプを選ぶのであれば保障重視タイプの方はとりあえず候補からはずすことができますし、逆もまた然りです。
保障重視タイプの学資保険は元本割れすることがあります。
そして同じタイプの学資保険であっても、それぞれ違う部分がありますので、今度はそこを見比べていきます。

大きな違いとしてあげられるのは、返戻率と学資金の受け取り時期ではないでしょうか。
貯蓄重視タイプの学資保険の場合には、返戻率110%程度になっているととても高い状態と言うことができます。
しかし、そうした高い返戻率の保険の場合には、受け取りの時期が高校卒業時のみであったり、高校卒業時とその後の数年間に分けてであったりすることがほとんどです。
そのため、中学や高校入学時にも受け取れるタイプの保険が良いと考えている場合には適さないでしょう。

学資保険の良さというと定期預金などよりも利率が良いということがあげられますが、だからといって返戻率の高さだけで選ぶというのでは不十分なのです。
大切なことは、将来のどの時点で使う学資金を学資保険でまかなおうと考えているのか、ということです。
それによって選ぶべき保険が違ってきますし、学資保険の金額も違ってきますし、家計全体の計画も違ってくるはずです。

子供の教育に対する資金についてある程度の目安でも良いので計画をたてて、それに合わせて学資保険を選ぶことが大切です。
上記のようにして学資保険を選んでいけば、計画的に無理なく教育資金を作っていくことができるはずです。
学資保険のタイプを比較することをおすすめします。