将来の教育資金

返還率で保険を選ぶ

学資保険を選ぶ際、返戻率というのは非常に重要な点です。
返戻率というのは、保険料金の支払い総額に対して受け取れる満期保険金の割合です。
この数字が多ければ大きいほど利率が高いというふうに言うことができますので、貯蓄性により優れている保険であると考えられます。

最近の傾向を見てみると、返戻率が高い保険としてあげられるものは、大抵110%程度の返戻率になっています。
返戻率は満期保険金の金額と保険料の支払い総額の関係によって違ってくるのですが、満期保険金は満期前にもらえるお祝い金なども全て含めた金額で計算されます。
お祝い金というと保険会社からもらえるお金というイメージがありますが、これはあくまでも満期保険金から一部を先に受け取っているというだけのことです。

また、一般に保障重視のタイプの場合には返戻率は低く、貯蓄重視のタイプの場合には高くなっています。
ですから、単純に定期預金代わりに学資保険を利用したいというような場合には、貯蓄重視タイプの方が適当と言えます。
学資保険の利点として定期預金などを利用する場合よりも利率が良いということがあげられますが、そうした利点を存分に利用して教育資金作りをしていきたいと思うようであれば、返戻率が高い保険を選んで加入するようにしましょう。

ただし、その際の保険会社選びは慎重に行わなければいけません。
といいますのも、いくら返戻率が高い学資保険であったとしても、保険会社が倒産してしまった場合には当初の満期保険金よりも受け取れる金額が少なくなってしまうことがあるからです。
保険自体は別の会社に引き継がれますので全くゼロになってしまうということは無いのですが、それでも当初見込んでいた返戻率には到底届かないというケースがほとんどのようです。

ですから、返戻率の高さということと同時に、外部の格付け会社などによる保険会社の格付けも参考にしながら保険を選んでいくことが大切です。

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