将来の教育資金

両親以外でも利用できる?

学資保険は子供の両親が加入するということが多くなっていますが、実は両親以外の人であっても加入することが可能です。
三親等以内の関係の方ならば誰でも学資保険の加入ができるという決まりになっていますので、例えば祖父母が孫のために・叔父や叔母が甥や姪のために、ということも可能なのです。

特に、祖父母が孫のためにというケースの場合、贈与税対策として利用しているという方も多くいるようです。
といいますのも、一年間に支払った保険料の合計金額が110万円に達していない際、贈与税が非課税になるからです。
これを利用すれば、節税をしながら孫のために資金を渡すことができるため、上手に利用すると良いでしょう。

ただし、学資保険の加入を子供の親以外の方が行う場合には、その旨を事前に親に相談しておいた方が良いでしょう。
また、特に高齢になってきている方の場合には、早めに加入することが必要になりますから、子供が産まれたら早い段階で「学資保険に加入したいと思っている」旨を両親に相談しておきましょう。
なぜなら、保険契約者の年齢が高くなればなるほど保険料の金額はあがっていきますし、保険会社によっては年齢制限を設けている場合もあるからです。

更には健康状態によっても加入ができないということがありますので、できるだけ早いうちに加入することが大切です。
早い段階で学資保険について祖父母などから両親へ相談があるというのは、将来のマネープランを考えるうえでもとても役立つことと言えます。
そうした面からも、両親以外の方が子供のために学資保険に加入してあげたいと考えている場合には、早め早めにその子供の両親に相談するようにしておくのが良いでしょう。

お金のことについてはオープンに話がしづらいという方も少なくないと思います。
しかし、学資保険は子供のために必要なものですし、子供の教育についての両親の考えによって必要なものが違ってきます。
そのためには、きちんと話をしておくことが必要です。