将来の教育資金

教育費の確保方法

教育費の確保の仕方は将来どのような学校に子供を行かせるのかという計画によって大分違ってきます。

例えば中学校から私立校に行かせたいという場合には、それ以降は教育資金が非常に多くかかってくる時期になりますので、それまでにある程度まとまった金額の教育費を確保しなければいけなくなります。
一方、高校までは公立で大学進学の際に幅広い選択肢に対応してあげたいという場合には、大学進学時に必要になってくる費用をそれまでに貯めておく必要があります。
そのため、教育費の確保を考える際にも将来子供にどのような教育を受けさせるのかの大体の計画をしておく必要があるのです。

また、全ての教育資金を学資保険で貯金しなければいけないというわけではありません。
学資保険は教育資金を貯めるために非常に役立ちますし便利なものですが、全てをそちらに振り分けてしまうと保険料の負担はかなりの高額になってしまいます。
近年の経済状況は不安定なところがありますので、家計にどのような影響が出てくるかということの予測もつきづらくなってきています。

学資保険は途中で解約すると戻ってくるお金も少なくなってしまい損をしてしまいます。
やむを得ず解約しなければいけない、という事態を回避するためにも、学資保険と積立貯金を半々ずつにしておくとかそういった工夫が必要になってきます。

家計のうちの、教育費の割合はとても大きく、30%を越えるという世帯がほとんどです。
そうした大きな金額を確保するためには、計画的にコツコツと貯めていくことが必須です。
ですから、できるだけ子供が小さなうちから方針を定めて学資保険や貯蓄を始めなければいけません。
早いうちから学資保険に加入することで、学資保険の返戻率が高くなる可能性があります。

また、そのためには、家計の状況を考えた無理の無い教育費のかけ方というのも考えなければいけません。
たくさんの習い事をむやみにさせたり、無理やりに私立校に通わせたり、そうしたことがどれだけ子供のためになっているのか?果たして分相応なのか?
そうしたことをしっかりと考えましょう。