将来の教育資金

学資保険は支払い期間を調節できる

学資保険は子供の教育資金を計画的に作るために利用する保険ですが、その保険料の払い込み期間はそれぞれの商品によって違いますし、自分の都合によって調節することが可能です。
ほとんどの商品で共通しているのは、払い込みの方法の種類です。

まずポピュラーなのは毎月払いの方法で、この場合には毎月決まった金額を支払うことになります。
次に半年払い・1年払いとあり、これも決まった金額をその時にそれぞれの期間ごとに支払うようにするというものです。
また、一括払いで保険料の全額を一気に支払うということも可能です。

学資保険の中には、貯蓄性が非常に高く、銀行預金などよりも高い利率で運用できる商品があります。

2013年6月現在で返戻率が高く人気の商品を見てみると、110%程度というものがあります。
こういった商品の場合、払い込んだ保険料が満期までで100万円だったとすると、教育資金として受け取れる金額は110万円ということになります。
最近の利息では定期預金に預けていたとしてもこれほどまでに利息はつきませんので、とてもお得ですよね。

しかもこの返戻率は、保険料の支払い方法によっても違ってきます。
普通は、できるだけ早いうちになるべく多くの保険料を支払って、受け取るのはできるだけ後になる方が返戻率は高くなります。
そのため、最も返戻率が良いのは、一括で保険料を支払って大学進学時やそれ以降に教育資金を受け取るという方法です。

学資保険の中には「お祝い金」などの名目で中学や高校入学の際にも数十万円を受け取れるものがありますが、これはあくまでも貯蓄している最中の資金の一部から出ているものであって、保険会社が純粋にお祝いのためにくれるものというわけではありません。
お祝い金が出るタイプのものは返戻率が少し低い傾向があるので、より多く受け取りたいという場合にはおすすめできません。

保険会社によっては、何歳までに払い込みを完了するか、というようなことから支払い金額を設定することも可能です。
満期年齢までということもできますし、10歳までにということもできます。